患者さんがくつろげる、清潔で機能性を持たせた病棟
与田病院は、老人内科医療の専門病院として、医療技術と医療環境の向上に取り組み、最新の医療システムを確立しています。
患者さんが、つねに清潔でゆったりとできる環境と、 安心して治療に専念できる細心の看護を心がけています。
24時間体制の看護ステーション
楽しい語らいの場、食堂
呼び出しコールができる身障者専用トイレ
地域包括ケア病棟とは?
安心して自宅退院できるようにサポートします。
「地域包括ケア病棟」は、急性期の治療が終了し病状が安定したものの、すぐにご自宅や施設等での療養に移行することに不安がある患者様に対して、在宅復帰に向けて、医療管理、診療、看護、リハビリを行うことを目的とした病棟です。
急性期病棟では、病状が安定すると早期にご退院いただく必要がありますが、地域包括ケア病棟では、患者様が安心してスムーズに在宅に復帰していただけるよう、医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー等が協力して、在宅復帰に向けたサポートをさせていただきます。
対象となる患者様とは?
在宅あるいは介護施設等に復帰予定の方であれば対象となりますが、主に次のような患者様が対象になります。
- 急性期の入院治療により症状が改善したが、もう少し経過観察が必要な患者様
- 急性期の入院治療により症状が安定し、在宅に向けてリハビリの延長が必要な患者様
- 在宅での生活に向けて調整、居住環境などにもう少し準備が必要な患者様
- レスパイト入院
(介助者の負担軽減を目的とした短期間の入院)
入院から退院までのイメージ
入院費について
- 「地域包括ケア病棟」に入院された場合「地域包括ケア病棟入院料」を算定いたします。
- 入院費は定額で、入院基本料・リハビリテーション料・投薬料・注射料・処置料・検査料・画像診断料など、ほとんどの費用が含まれています。
- 治療の内容によっては、一般病棟より自己負担額が増額する場合もありますが、月の医療費の負担条件が定められていますので、一般病棟の場合とご負担いただく上限額は変わりません。
(75歳以上の方の場合、ほぼ増額はありません)
入院に関する留意点
- 地域包括ケア病棟での入院期間は、患者様の状態に応じて調整いたしますが、60日を限度としております。
- 入院日数が60日を超えることが予想される場合には、当院の療養病棟(転棟)や他施設等での医療や療養に移行することがあります。
- 病状の変化により主治医が集中的な治療が必要と判断すれば、急性期の病院に転院していただく場合があります。
- 転棟に際して、リハビリの充実のために担当者が変わる場合があります。
レスパイト入院とは
常時医療管理が必要な方が在宅で療養されており、介護者の事情(介護をされているご家族等の病気や事故・冠婚葬祭などの社会的事情)や介護者が疲れを感じた際等に短期入院できる制度です。
★ レスパイトとは、「一次休止」「休息」「息抜き」という意味です。
ご利用できる方
- 介護保険によるショートステイの利用困難な医療的ケアが必要な方。
例えば褥瘡処置、たん吸引、麻薬の管理、気管切開、胃瘻、腸瘻等経管栄養、静脈栄養、点滴、在宅酵素等を行っており、常時介護が必要な方。
(家族の都合等で一時的な受入れが必要な方で、レスパイト入院の期間が終了後、必ず在宅療養での受入れが可能な方) - 1の条件かつ「在宅医」(かかりつけ医)からの診療情報提供書や介護サービス等の情報が得られる方。
レスパイト入院の基本ルール
- 1回の入院期間は、8日(7泊8日)以内です。
- 入院する日につきましては、月曜日から金曜日の10時~15時とさせて頂きます。(日・祝日は対象外とさせて頂きます)
- 退院先は原則として入院前の自宅、または施設が対象となります。
- お薬は原則として持参ください。
- 各種検査やリハビリについては必要に応じて実施する場合があります。
- 症状が急変し治療が必要になった場合には、急性期病棟に転棟もしくは専門医のいる病院に転院する事もあります。
- 他の患者様にご迷惑となるような行為等があった場合、入院継続が困難になる場合があります。
レスパイト入院の申し込み方法
入院の予約は入院ご希望の1週間前までに、地域医療連携室のソーシャルワーカーへご相談ください。
入院前にご家族さまとの面談や在宅医(かかりつけ医)、ケアマネージャー等への連絡が必要となる場合がございますのでご了承ください。
地域医療連携室へのご相談は
072-495-0801(代表)